龍は眠る

宮部みゆき。
1991年の作品。
超能力を持った二人の少年が登場するんだけど、そろいもそろって、すごくマイナス指向な思考。それで、突然変な方向の行動を起こす。
小説だから、展開を面白くする(というより、作家が思う結末に導く)為には必要な行動だとは思うけど。
ま、超能力という事自体、非現実的(必ずしもそうとは言えないけど)なテーマである以上、その能力を持った人間の行動も不可解なのは納得せざるをえないんだけど。
できれば、ある程度、一般的と思えるような行動をとってもらいたい。
超能力を持つことによって、脳の他の部分がイカレて、訳わかんない行動をするんだったら、最後までそうであって欲しいし。
超能力、多重人格、精神薄弱、が重なった少年が、二人も同時に登場すると、こうなるのかも知れない。
ちょっと強引で、ちょっとバカバカしい展開と結末だった。
なんだか、後味がすっきりしない。
超能力といえば、自分的には、好きなテーマなので、もっとプラス指向の人物が登場してくれればよかったのに、残念だった。
 
でも、こうゆうテーマ自体、好きなので、また違う作品、読んでみましょ。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください