高橋克彦という作者なのですが、初めて読みました。 文庫本で4冊あります、それに続編の「霊の柩」が文庫本で2冊です、けこう長い小説でした。 神は宇宙人である、という独特の仮定でストーリーが展開されていきます。 こんなテーマ、自分はけっこう好きなので、それなりに楽しめました。 ただ最初のプロローグでは竜が出てくるので、神秘的な小説かと思ったのですが、かなり違いました、舞台が地球のSF小説です。 全体は長いのですが、神=宇宙人、というのを、古くからある伝説や文書にかなり強引にこじつける為の、いわゆる解説が長く、最初は頑張ってちゃんと読んでいたのですが、後半になるとこじつけ部分がやたら多く出てくるので、その部分はほとんど斜め読みというか、読み飛ばしました。 展開も後になっていくにつれて、かなり安易になってきます、作者も疲れたのでしょう。 竜が、イメージに近い形で登場してくれなかったのが残念ですが、かずオヤヂ的には、良い感じの後味でした。 |
BGM —– I Only Want To Be With You (Bay City Rollers) —– |