高野和明です いやいや、まいったって感じです。 久々に読み応えのある本でした。 第47回江戸川乱歩賞受賞作らしいですけど、でも、江戸川乱歩賞の選考委員が、赤川次郎、逢坂剛、北方謙三、北村薫、宮部みゆき。 なんだか、これじゃ、説得力もまったく無い賞じゃない? ま、でも、彼らの作品を評価する感覚だけは評価してあげたいですけど。。 宮部みゆきの解説によると、「周到で緻密な構成と理知的な落ち着いた文章(平明にして重厚というところが得難い資質です)」、まったくその通りです。 なんとなくお奨めの一冊ですよ。 |